今年は1軍で活躍した経験のある投手が多く出た印象。
矢崎・畠・浜地・上茶谷・本田投手あたりは話題になっているんじゃないでしょうか。
来年、開幕1軍も十分ある力を持っていると思います。
他には現役ドラフト初の2巡目が行われ、広島が日本ハムから鈴木投手を獲得しました。
現役ドラフトは間違いなく年々活発になってきてますね。
本当ならここで人気を集めるような選手はトレードでもっと効果的に戦力増強に使うべきだとは思いますが、選手に新たな可能性が開けるという意味では非常に意義のあるものになってきてますね。
回転と空気抵抗による変化球の仕組みと9系統の球種を解説。プロ野球投手本人が解説した変化球の投げ方や握り方、心構えも。
ストレート(直球)とはファストボールとも呼ばれるピッチングの基本となる球種。変化させるものでは、ツーシームやワンシームといったバットの芯を外す軌道の球種が主。別名ムービングファストボール。意図せず投げている場合はクセ球と呼ばれることも。
カーブとは変化球の中で一番変化量が多く、球速が遅い。一般的に覚える順番が最初となることの多い球種だが、同時に奥が深い球種でもある。変化の大きな軌道と球速の遅さで空振りを取ることもタイミングを外すこともでき、カウント球にも決め球にもなる。配球も大事。
スライダーとは主に打者から逃げるような軌道で変化させて空振りを狙う球種。もっとも多く投げられている変化球であり、決め球として使われることも多い。カーブと同様バリエーションが豊かで、2種類以上を操る投手も。
シュートとは打者の内角を鋭くえぐる軌道で、詰まらせて打ち取ることを狙う球種。ツーシームとほぼ同じ。
シンカーとは遅い球速と打者から逃げていく軌道で空振りを取れる球種。中には変化量よりも球速を重視したものも。サイドスローやアンダースローで真価を発揮する。
フォークボールとは空気抵抗によって減速させ、落下させる低回転系変化球。空振りを取れる決め球として威力を発揮する。落差を重視するか、見極めづらさを重視するかは使い手次第。
チェンジアップとはストレートと見極めづらいリリースからタイミングを外す遅い球を投げる球種。狙った回転を掛ける球種ではないので、様々な握り方とリリースがある。
ナックルボールとは非常に使い手の少ない無回転系変化球。特殊な握り、リリースから放たれる球は回転がほぼ0なため、わずかな空気の流れでも進行方向が変化する。
ジャイロボールとは球にいわゆるジャイロ回転を与える球種。ジャイロ回転の特徴として、空気抵抗を受けづらいためあまり減速せず、また左右にブレない。縦スライダーとほぼ同じ。
良いボールを投げるため、怪我を防ぐためにも全身が連動した身体に負担の少ない正しい投球モーションを身に付けましょう。
投球フォームによって投げやすい変化球やその曲がり具合にも違いが出ます。それぞれの特徴をしっかり把握しましょう。
◇ 変研管理人プロフィール
永遠の変化球研究者。管理人は指が短いので挟む系の変化球の握りが浅かったりするかも。