直球と変化球の回転分析
ここでは直球と変化球各種の回転の向きを分析したいと思います。
変化球の名前や変化を知っていたり投げられたりしても、意外と変化の仕組みや回転の向きなどを理解していないことが多いです。
詳しく知ることは変化球を覚える上で非常に重要ですし、更に極めることにも繋がります。
また、要はこの回転を与えられれば良い、ということで新しい投げ方や握り方を発見出来るかもしれません。
変化球の名前や変化を知っていたり投げられたりしても、意外と変化の仕組みや回転の向きなどを理解していないことが多いです。
詳しく知ることは変化球を覚える上で非常に重要ですし、更に極めることにも繋がります。
また、要はこの回転を与えられれば良い、ということで新しい投げ方や握り方を発見出来るかもしれません。
直球と変化球の回転方向

図1は投手方向からボールを見た際の右投げ時の回転方向(左投げ時は左右が逆になります)を表しています。
例えば、①は上から下方向へのバックスピン。
つまりストレートになります。
それでは①から順に分析していきます。
①ストレート
いわゆるバックスピンですが、実際には完全なバックスピンを投げている人はまずいません。
大抵回転軸に傾きがあります。
②カーブ
回転方向が垂直に近くなるほど縦の変化を含むようになります。
③縦カーブ
通常のカーブより垂直に近い回転。いわゆるトップスピンに近い回転。
④スライダー
横スライダー。
回転方向が水平よりやや下で、縦の変化を抑えながら横に変化。
⑤斜めスライダー
回転方向が完全に水平で、重力に逆らう力が無くなり斜め下へと変化。
⑥カットボール
バックスピンに近くなり、変化が小さくなります。
⑦シュート
回転方向が水平に近くなるほど、下方向への変化を含むようになります。
⑧シンカー
オーバースローからでは投げ辛い回転方向。
⑨フォークボール
通常のフォークボールはこの方向の回転。
回転数が少ないほど落ちる。
⑩縦スライダー・ジャイロボール
いわゆるジャイロ回転。
完全なジャイロ回転を投げるのは非常に難しく、バックスピンやトップスピンを含むことが多い。