高木 勇人のカットボールの投げ方・握り方
高木 勇人
(読売ジャイアンツ~埼玉西武ライオンズ~神奈川フューチャードリームス・現役)




社会人野球を7年間経験したのちプロ入りした苦労人右腕。
スライダーに近い大きな変化をするカットボールは"タカギボール"とも呼ばれています。
本人はその大きな変化を「移動させる」カットボールと称しています。
握りはツーシームに近い握り方で、縫い目の細くなっている部分を人差し指と中指で真上から掛けます。
親指は人差し指と中指の中間点の真下よりも少しだけ人差し指側に開き、U字にカーブした縫い目に掛けて支えます。
薬指は特に意識せず、ボールを支える程度。
リリースで意識するのは親指から人差し指のラインで、この2本の指だけでコントロールするそうです。
腕の振りはストレートと同じですが、リリース時に人差し指が投手から見てボールの右側を縦に押し込み、ボールが左側に割れるイメージがあるそうです。