球質の重い軽いとバックスピントップスピンについての質問

先日、質問を頂きました。ありがとうございます。
質問の内容は以下の様なものです。

『球質の違いとは?~球の伸びと切れ・重い軽い~のコラムの中で「”打球に強いバックスピンを与えてしまう球”とはどんな球なのか。それは”強いバックスピンの球”です」とありますが、いわゆる”伸び”のあるストレートは、強いバックスピンの球ですが、これは投手から見たバックスピンであって、打者から見るとトップスピンになります。即ち「”伸びのある球”は”軽い球”」ではないのではないでしょうか』

実は何か月か前にも同じ質問をいただいてまして、その時に記入してあったメールアドレスにお返事したのですがうまく疎通ができなかったようです。
なので、今回はこの場でお答えしたいと思います。

『球質の違いとは?~球の伸びと切れ・重い軽い~』
質問はこのコラムに関するものですね。

通常、ボールの回転を表現する場合、進行方向側に対してどういった回転をしているかで判断します。
バックスピンの場合は進行方向から見て下から上に、トップスピンの場合は進行方向から見て上から下に。
なので、他の方向からの見え方は問題ではなく、投手から見ても打者から見ても、あるいは360度どこから見ても、進行方向側から見て下から上に回転している球はバックスピンの球になります。
ややこしいですが、見た目だけの話をすると、投手が打者(捕手)に投げたバックスピンの球は、進行方向にいる打者から見るとボールが下から上に、進行方向とは逆にいる投手には上から下に回転して見えます。
両者の立ち位置が違うので上下が逆になっていますが、ボールは進行方向から見れば下から上に回転しているのでバックスピンの球になります。
ある方向から見たバックスピンのボールが、他の方向から見るとトップスピンであると表現することはありません。
投手が投げたバックスピンの球は打者から見てもバックスピンの球であり、バックスピンの球を打つと打球もバックスピンになるため、飛距離が出やすくなる、というわけです。

いかがでしょうか? ボールの回転に対する理解は深まったでしょうか。
また何かありましたら、どんどん質問してください。
サイト内にQ&Aコーナーでも作りましょうか。
解答は管理人の答えられる範囲内、個人的見解になってはしまうと思いますが。

今日で平成が終わりますが、このサイトを作ってからもうずいぶん経ちました。
適宜更新をしてはいますが、内容が古くなっている部分もあるかもしれません。
少し前に、”フォーシームもツーシームも縫い目による影響はほとんどないという研究結果が出た”という内容の記事を読みました。
信憑性についてはわかりませんが、科学的な研究が進み、今までの常識が覆ることもあるでしょう。
その時に常識にとらわれることなく、柔軟な考えを持てるようにしていきたいです。