かつては幻の変化球と言われたジャイロボール。
しかし現在ではその研究も進み、特徴がはっきりしてきました。
そして技術の進歩もあり、実は多くの投手に投げられていたことがわかってきました。
その正体は縦スライダーです。
縦スライダーはスライダーの中でも縦に落ちるスライダーのことで、投球ごとに多少のズレはあるもののその回転はジャイロ回転だったのです。
ここでは、MLBのデータからジャイロボールと言える縦スライダーを投げている投手のピッチング動画を集めてみました。
マイケル・ピネダのジャイロボール
イチローや田中ともプレーした巨漢右腕。
スルスルっと沈んでいくくジャイロボールです。
マイケル・ピネダのピッチング動画(外部サイト mlb.com)
マイケル・ピネダのピッチング動画(外部サイト mlb.com)
マイケル・ピネダのピッチングデータ
分類はスライダーですが、その回転は見事にフォーシームジャイロ回転をしています。
コナー・オーバートンのジャイロボール
かなり綺麗に落ちていくジャイロボールです。
コナー・オーバートンのピッチングデータ
スライダーは綺麗なフォーシームジャイロ回転をしています。
まさにフォーシームジャイロボールですね。
マット・ピーコックのジャイロボール
シンカーと縦スライダーの2つの球種のコンビネーションで打ち取っていく右腕。
マット・ピーコックのピッチング動画(外部サイト mlb.com)
マット・ピーコックのピッチング動画(外部サイト mlb.com)
マット・ピーコックのピッチング動画(外部サイト mlb.com)
マット・ピーコックのピッチングデータ
フォーシームジャイロボールと言える綺麗なフォーシームジャイロ回転。
ジョシュ・スボーツのジャイロボール
縦スライダーを交えつつフォーシームファストボールでゴリゴリ押していく投球スタイルの右腕。
ジョシュ・スボーツのピッチング動画(外部サイト mlb.com)
ディエゴ・カスティーヨのジャイロボール
髭が特徴的なワイルド右腕。
登録上はスライダーとなっていますが、平均球速が88マイルあることや変化が小さいことからカットボールと言っても過言でないかもしれません。
動画を見ると小さく縦に変化する時と横に変化する時とありますが、意図的に投げ分けているのでしょうか。
ディエゴ・カスティーヨのピッチングデータ
メジャーデビュー当時は変化の少し大きいスライダーらしいスライダーを投げていたようです。
ヘスス・ルサルドのジャイロボール
こちらはカーブがジャイロ回転をしている右腕。
ただ動画を見ると、球速があり(約84マイル)、球筋もカーブというよりはスライダーやスラーブーに近い印象です。
ヘスス・ルサルドのピッチングデータ
データを見ると、メジャーデビューしたての頃のカーブはほんの少し遅い上に縦の変化も横の変化も大きく、一般的なカーブに近いものだったようです。
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